起源 | 型吹きガラスは、エジプトで2世紀ころ作られています。また、紀元前334年、エジプトのアレクサンドレアを中心として、モザイクや鋳造技法による高級容器が作られています。
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技法 | 型の中で吹いて膨らませます。吹き棹を人が口で吹いて型の中で下玉を膨らませると言う技法は長く続きました。この発明は大発明であり、なんと、現在でも同じ方法が使われています。 |
特徴 | 何個でも同じものが作れます。実用的な器生産の中心的方法として用いられてきています。今でも実用品の生産には多く使われていますし、切子細工の素材作りにも多くの場合、この技法が用いられています。江戸切子や薩摩切子にも多様されています。 |
形の変化 | 厳密に言えば、いつも同じ形になるとは言い切れません。 |
型の材料と作り | 大量生産用と作家の使う芸術作品のための型とでは各々異なってきます。大量生産の場合は金型を作りますが、とても高額を要します。芸術作品のように作っては壊しを繰り返す場合には石膏型がよく使われます。 |
棹元 | 吹き棹の先端に巻き取ったガラスの部分を言います。 |
型による宙吹きガラスの装飾 | 宙吹きガラスを吹いている途中で型を使って模様を付け、更に吹いて膨らませる方法です。切子にする場合、例えばグラスの下の方だけ多角形にするとしますと、ホイールでたくさん削らなくてはなりませんが、この部分だけ型で大体のところを作っておけば、切子細工は簡単になります。 |
引き足 | 本体部に、足をつける方法の一つが引き足です。カップ部ができた所に、足をつけてワイングラスの形にする場合の足の付け方です。 |
付け足 | 付け足の場合、足は、本体のカップ部とは別の材料になります。 |
型押しガラス | 型押しガラスは内型も使います。外型の中に溶融したガラスを入れて、速やかに内型を押し込んで成形します。 |