切子

型吹きガラス技法の起源


世界最初のガラス
紀元前4500年、メソポタミアで施釉凍石珠、ファイナンス珠が作られています。まだこの頃のものは当然切子にはなっていませんし、容器にもなっていません。宝石のような位置づけだったのでしょう。
紀元前2250年、北メソポタミアやシリアで、珠や塊などが本格的に作られていますが、既にその材料はアルカリ石灰になっています。

本格的ガラス生産
紀元前1392年、エジプトに工房が作られた跡が見つかっています。
紀元前1300年には、珠や棒が多く作られています。
紀元前1250年も建築用のねじり棒が作られています。

鋳造ガラス技法
紀元前334年、エジプトのアレクサンドレアを中心として、モザイクや鋳造技法による高級容器が作られています。しかしまだ型吹きガラスは作られていません。切子細工がなされたものも見つかっていません。切子細工はローマ時代になってからです。

中国製ガラス容器
紀元前128年に、中国で作られていますが、材料は鉛バリウムの入ったものでした。

型吹きガラス技法の発生
紀元後2世紀に入ってまもなく、型吹きガラス技法が出てきています。
型吹きガラス技法と言うのは、コアガラス技法の反対で、外型の内側で膨らませ、表面に凹凸の模様を付ける技法です。

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